譲渡型保護ねこカフェ にじのはし

昨日、新しい家族が入店しました。なまえは「ふくこ」です。

生まれは2008年4月7日、年齢は10歳8ヶ月の女の子です。

「ふくこ」は壮絶な半生を送ってきた子です。

はじめはノラとして、大磯町で生まれ5匹兄妹のうちの1匹です。

発見された時にはすでに母ネコは近くにおらず、5匹中3匹は死んでいる状態だったそうです。

そんな中、心温かい女性に飼われることになり約7年をその女性と一緒に過ごしたそうです。

その女性はガンを患ってしまい、しばらくするとガンが脳に転移してしまい。その後亡くなられてしまったそうです。

「ふくこ」はその後2~3ヶ月飼い主を失った家で過ごしていたそうで、

それを知ったご友人の方が代わりに面倒を見ることになり、そのご友人が自宅に連れて行ったそうです。

それから約4年間はその方のうちで過ごしてきましたが、「ふくこ」は飼い主ではないご友人には

心を開くことはなかったそうです。

いつも飼い主を探しに外に行ってしまって夜帰ってくるそんな生活をしていたそうです。

しかしそんな生活も長くは続かず、そのご友人は高齢になりお身体の調子が悪くなったため

介護施設に入所することになってしまったそうです。でもそのご友人は介護施設から毎日

自宅に通って、ふくこのお世話をしていたのですが、それもなかなか難しくなってしまい

ご縁があって、平塚のらねこを減らす会さんのご協力により先日カフェに入店しました。

そんな半生を送ってきた「ふくこ」の幸せを願っております。

高齢のネコちゃんで難しい部分もありますが、新しい里親さんが見つかるように

精一杯愛情をかけて育ててまいりますので、ぜひ皆様もご来店いただき愛情を注いでいただけたら幸いです。

心よりよろしくお願い申し上げます。